そんな俺の気も知らないあいつは、まだ頬を赤らめたまま俺を見つめる。 「なんも言ってねーよ」 「先輩、今日冷たいですね」 「そんなことねーよ。早く、教室もどれ」 「はーい、またお話ししに来ますね!」 教室を出て行く途中、扉の前で立ち止まり俺に手を振る宮下に手の甲で早く行けと促す。 それを見てシュンとする宮下。 それを見て、かわいいと思う俺。