「はじめまして、今井絢斗です」 「急に、本当にすみませんなんですけど、放課後、時間とか空いてたりしますか?」 「ん、空いてるよ」 「屋上に来てもらってもいいですか?」 恥ずかしそうにうつむき加減で、チラチラ俺を見る宮下を不覚にもかわいいと思った。 「ん、」と短い返事をすれば、パッと表情を明るくさせ 「ありがとうございます! それでは、失礼します」 そう言って、深々と頭を下げる宮下に、軽く手を振って、教室に戻った。