嬉しそうにポツリつぶやくあいつ。



なっ、なっ・・・!


すぐ横にあるあいつの顔を見れば、優しい表情であたしを見つめていて、



バカ! そう言いたかったけど、言いかけて口を閉じた。



「じゃ、俺はリビングで待ってる」



ーーーー俺の未来のお嫁さん



ボッと火照ったように熱くなる頬。



あいつは、どれぐらい本気で言ったかはわからない、けど



あたしは、勘違いしちゃうんだからね・・・



おわり。