「お前、バカ? なら、もう一回言ってやるよ」 フッと笑ってあたしに近付くあいつ。 って、気付かなかったけどいつの間にメガネとってるの!? 「わ、わわわわ分かったから!」 両手を前に出して、コクコクと頷く。 「ん?何がわかったの?」 「きの、・・・昨日の返事しま、す」 「ん、りょーかい」 心底嬉しそうに笑うあいつがむかつく。 そして、素直に従うことしかできない自分にもむかつく。