「ーーーー俺は大好きだけどな」



あいつは、あたしをドキドキさせる天才だ。







「バカ、あたしだって、大好き、だもん」




あいつの表情は見えない。


けど、抱きしめられていた温もりが少しだけなくなる。



多分、耳つまんでるんだよね?




おわり。