【完】恋の病はあいつのせい!?




言いかけて口を閉じた。



恥ずかしさに負けてしまった。



自分の素直な気持ちを伝えるだけなのに・・・


それができない自分に嫌気が差す。



きっと、もうあいつも呆れてるよね。



そう思ったとき、向かい側に座っているあいつはスッと立ち上がり、あたしの横に腰をおろした。



「こっち向いて?」



俯いていた視線をあいつに合わせる。



「俺はさ・・・、」