「あ、あたしが切るよ!」 「いいの、聖恋は座ってといて」 両肩に手を添えられ、ソファーに座らされてしまう。 すると、あいつはケーキの入っている箱を持ってキッチンへと行ってしまった。 クリスマスパワーなのか、あいつが優しいのか、分からないけど、 胸の高鳴りが抑えられないんだけど・・・ 目をつむってフルフルと首を左右に振り、なんとかそれを抑えようとするけど、 「無理だ・・・」