【完】恋の病はあいつのせい!?





自分の世界に入っているとき、誰でも話しかけられたくないよね・・・


新しい席っていうのに、もうやらかしちゃったよ。



『え、あ、いや・・・』



すると、ボソボソと聞こえた声。



前を見ていた視線をスッと戻せば、あたしを見てくれているであろう松本くん。



その表情はよく見えないけど、口角がほんの少し上がっていて、白い歯がのぞかせている。



『よ、ろしく・・・』