「うるさっ、さっさと帰れ」 コップを机に置くと、柚花ちゃんに向かってシッシッと手を振る。 「お兄ちゃんこそ! 妹に向かってそういう態度はだめだと思う」 「はいはい、すみません」 「もういい帰る!」 わざと足音をたてて、リビングを出て行く柚花ちゃんに向かって「また話そうね!」と告げると、満面な笑みを浮かべて、コクリ頷いてくれた。