プゥーと頬を膨らまして、あいつを見上げる柚花ちゃんにドキンと心臓が高鳴り、 「あたしも、柚花ちゃんと話したい!」 思わずそんなことを言ってしまった。 でも、柚花ちゃんと話してみたい、本当にそう思った。 そんなあたしの発言に、あいつは困ったようにため息をつくと、 「聖恋・・・明日からテストだけど分かってんの?」 「うっ、それは・・・」 「お兄ちゃんがお茶いれてる間だけでいいから! そしたら、あたし帰るから!」