「ちょっと、いじめすぎたわ」 みるみるうちに赤く染まっていくあたしの頬を見て、クスッと笑う。 「・・・確信犯」 「だって、かわいいから」 「・・・っ!?」 やっぱり、あいつは悪魔だ・・・! あたしを無駄にドキドキさせる悪魔だ・・・! これ以上、あいつといたら心臓に悪い、本当に寿命が縮まってしまう。 今度こそ、帰ってやるんだから。 話しかけてくるあいつを無視して、スタスタと家に帰ったのは、言うまでもない。