いつもバカにされてるし、たまには・・・いじってもバチあたらないよね・・・!



「・・・熱はねぇから、いけ」



「なにー?」



「・・・だーかーらー! もう熱ねぇから、あいつのとこ行けっつってんの! ・・・無理はすんなよ」



恥ずかしいのか、最後の言葉は小さかったけど、あたしにはばっちり届いた。



「ふふふ・・・、ありがとう!」



目の前にある、大きな背中を叩いた。