あたしが力強く頷くと、肩から手を離すと、その手を額に当てる。 ・・・え!? 今井なにしてんの!? 目を見開き、今井を見つめると、 「お前、病人だから・・・」 と、あいてるほうの手で口元を隠して、そっぽを向いてしまった。 「あ、今井照れてる・・・!」 「うっさ、黙れ」 パッと額から手を離し、しまいにはあたしに背中を向けてしまう。