「えっ、これ・・・?」



手渡された衣装を見て、あたしはポカーンと口が開いてしまう。



スカート、短すぎる・・・!



いつも膝上のあたしにとって、膝上10センチとか、ただの公開処刑でしかない。



「あたしたちメイド喫茶やるんだよ? こんなかわいいメイド服、聖恋ちゃんの他に誰が着るっていうのよ!」



「もっと、適任がいる・・・と思うんだけど、」



「空返事しかしてなかった、聖恋ちゃんが悪い。文句言わずにすぐ着替える!」



背中を押され、しぶしぶ衣装室で着替えることにした。