「あーもうマジなんなの? 人をブサイク呼ばわりした挙句、突き飛ばして」 「・・・」 立ち上がって、お尻をパンパンはたきながら苛立ちを隠せないようなそんな声。 怒らせちゃった・・・。 さすがに、やりすぎだよね。 スカートをキュッと握る。 「あーもう、そんな顔されたら調子狂う」 さっきとは違う、困惑したような声。 フワッと香るせっけんの香り。 ーーーー再び、あいつに抱きしめられていた。