頭上から聞こえた嬉しそうな声。 痛みの代わりに鼻をかすめる香水ではないであろうせっけんの香り。 真っ黒な視界に、おでこにあたるゴツゴツしたかたいもの。 あ、あたし・・・ 「ギャァーーーーーーー!!」 気づいた時には時すでに遅し。 目線を下げれば尻もちをついた松本くん。 どうやら、突き飛ばしてしまったらしい・・・