そんな嫌がらなくてもいいのに・・・!



ガックリ肩を落とし、すずちゃん見つめていると、あたしの頭上に視線を動かした。



あたしもすずちゃんの視線に先に振り返る。



「あ、今井! どうかしたの?」



「中宮に話があるんだ」



「今?」



「いや、放課後屋上にきてほしいんだけど」



今井は真剣な瞳であたしに告げた。