【完】恋の病はあいつのせい!?




「余計に燃えるんですけど。 てことで中宮さんの言うこと聞くことはできないわ」



ペロッと舌を出して、「ごめんね」と思ってもない言葉を付け足すと再び距離を縮めてくる。



あたしも負けじと短い足で後ろに下がろうと・・・って、え!?



急に足がもつれ、視界がぐらついた。



とっさに目をつむり、全身に力を入れ痛みに耐える準備をした、のに



・・・いた、くない。



「つーかまえた」