「し、しつこい男は嫌われますよ?」 「恋もろくにしたことない奴がよく言うわ」 「うっ・・・。 じゃぁ、しょ、証拠! あなたが松本くんだという証拠を見せてくれたら、考えます」 「・・・めんどくせ」 自称松本くんはズボンのポケットからださいメガネを取り出しそれをかけると、かきわけられた前髪をおろした。 「これでいいわけ?」 信じられない・・・ だってそこには、 ・・・正真正銘、本物の松本くんが立っていたから。