十メートルは離れているであろう、あいつの表情は見えない。



あたし、今、告白っぽいことしちゃったよね・・・?



しかも、公共の場で。



さっきまでこれっぽっちも恥ずかしくなかったのに・・・!



急に恥ずかしさが込み上げてきて、スカートをキュッと握って俯いた。



もうこの場から逃げ出したい、そう思った時、



大きめなローファーが視界に入る。



「・・・それ本当?」