す ず ら ん 。






「何ですか、ここ。」

「何って見ての通り花屋さんだよ。」


数分車に乗って着いたのは小さなお花屋さんで、そのお店の中には一人、花の手入れをする女の人がいるのが少し見える。


「すみませーん。
あ、鈴ちゃんはここで待ってて。」


私の頭をポンポンしながら爽さんはそう言うと、お店の中に入っていった。

何故、自分は花屋につれてこられたのか、全く持って分からない。
そもそも、ここまで来たのに待たせられている自分は、ここまで来た意味があるのだろうか。

色々なことを考えてみても、結局爽さんのしたい事が分かるはずもなく、早く何も変わっていないあの部屋へ戻りたいという思いばかりが募っていった。