「あれ、鈴ちゃん。どした?」 「…別に。」 「あははっ、 ずっと俺が帰って来るの待ってたクセに。」 「……。」 「お見通しだかんね、俺。」 「…っ、お邪魔、します。」 受験が終わってからというもの、学校にいても友達はいないし家は居づらいしで、私はよく爽さんの家へ行くようになった。 爽さんには迷惑かもしれないけど、爽さんの家と爽さんの隣は、私にとって唯一落ち着く場所だから。 もう、毎日のように通っているかもしれない。