「そう…よ?」 「一緒に、やってもいい?」 私はちょうど遊び相手が欲しかったため、「勿論」と答えるとおどおどと尋ねてきた男の子は、大輪の花の如き笑顔を見せました。 男の子は初めは慣れない様子でしたが、次第にこつを掴んできたようでした。 やがて遊び疲れた私達は、橘の木の下に座り色々な話をしました。