「僕は、4歳の時クリスマスパーティーで母親に捨てられているくららに声を掛けたんだ。」

「え、そう君?ねぇ、本当にそう君なの?!」

「そうだよ。僕の名前は前田そうた。高校三年生だ。」

「1つ先輩だったんですね…。」

先輩だったなんて…
タメ口で喋っちゃってた…
でも、まさかそう君が
ここにいたなんて…。

「俺、この前転校してきたばかりなんだ。」

「あ、そうだったんですか!」