『2人だけの家族』



私の名前は江口真里(えぐちまり)
私はお兄ちゃんと2人暮らしです

お兄ちゃんの名前は江口明人(えぐちあきと)
私のお母さんとお父さんは小さいときに事故で亡くなってしまい、それからずっとお兄ちゃんが私の面倒を見てくれてるんです
私達家族2人なのに、私はお兄ちゃんが好きなんです
もちろん家族としても大好きだけど、それ以上に男性として好きなんです

お兄ちゃんは無口でクールで、でも私が怪我したときはとても心配してくれるとても優しいお兄ちゃんなんです
それにお兄ちゃんは天才で25歳にして社長なんです!

私は気持ちを言いたいけど、社長のお兄ちゃんに迷惑をかけるわけにはいかないから、ずっと黙ってるんです



でも、私は知らなかった
私とお兄ちゃんの秘密を・・・



春休みが終わり、今日から私は学校なんだけど・・・

「おはようございます、真里様」
いつものように、メイドが私のしたくをしている

お兄ちゃんは社長だからほとんど会社にいて、帰って来ても夜遅いから私はお兄ちゃんに会えない・・・
でもお兄ちゃんは、いつもお弁当を作ってくれる
メッセージカードつきで!
私の1番嬉しい事は、これぐらい・・・
本当はお兄ちゃんに会うのが1番嬉しいんだけどね

私は朝ごはんを食べて、車に乗った
私の通ってる学校は、超が付くほどのお嬢様学校
本当は1人に1人ずつ執事が付くんだけど、私にはいない
私がいらないって言ったから
だって、私が一番そばにいてほしいのはお兄ちゃんだけだから・・・