……一体なんなのか。
告らせるだけ告らせて、……気持ちよくズバッと振るつもりなのかな。最低、そんなの!
サクロは私のことを嫌いなのか、……そうじゃないのか。
顔を下に向けて、くくっと楽しそうに笑う彼のつむじを見つけて、思わず触れる。
……サクロはよく私に触れたがるけど、私からサクロに触るのは久しぶりだった。
柔らかい髪の毛が、気持ちいい。
暫く撫でていれば、ゆっくり顔を上げたサクロは、嬉しそうに笑っていた。私はその笑顔が好きだった。
「……メーちゃん」
「……」
「俺が聞いたのは、汐田のことだよ?」
「……え?」
意味が分からず首を傾げれば、今度はサクロの方が私の頭をわしゃわしゃと撫でる。
その衝撃で体が揺れて、ひっくり返りそうになった。
「やっ……! 手、離さないで!」
それか降ろして! 本当に怖いから!
必死に訴えるも、
「メーちゃんったら大胆」
いつもの調子を取り戻した彼はふざけるだけだ。

