優しさ

抱きしめられた凜花さまは顔を上げることはなく、




「ヒュー…ゼェ−………」




異常な呼吸をしながら私のワイシャツを掴んでいる。




この呼吸、……………落ち着いていた喘息がまたでてきてしまったのでは?




「凜花さま…」




話しかけようとした時




「ゲホゲホッヒュー…ゲホ」




凜花さまが咳き込まれたので、そっと背中を擦る。




落ち着いてきたところで





「凜花さま。苦しいのですか?」




そう聞けば、少し間をおいて




「うぅうん。大…丈夫なの。」




と答えられて。




大丈夫ではなさそうですが……。




凜花さまが弱音をおっしゃっているところを見たことがないし、我慢強い方なので、とても心配だ。










もし、喘息ならば病院にお連れしなければ。