優しさ

霧島side




凜花さまが私の足に抱きついている。




声をかけても答えて下さらない。




旦那様や奥様がいらっしゃった頃から私に甘えることなんてなかったのに。




どうなさってしまったのだろうか?




体調がよっぽどよくないのか。




離れない凜花さまを見ると、その体はいつもより小さく感じられ、寂しげで。




旦那様や奥様のようにはできないけれど、凜花さまをそっと抱き上げて抱きしめた。