優しさ








「私だって、…………私だって、結月と離れたくないよ…………。でも、それじゃあだめなの!!……………さよなら!」




そう言って俺の前から走って逃げていく。




「待てよ!!!」




そう言って追いかけようとした時、スマホが鳴った。




師長からだ……………。
「工事現場で事故があったの。人手が足りないからすぐに来てちょうだい。」








……………………昼休みにコンビニに来ていたんだった。
そこでちひろに会った。




さっきまでのことで、仕事中だってことを忘れかけていた。




「はい。すぐに向かいます!」




俺は、ちひろを追いかけるのをやめ、病院に戻った。