優しさ

するとすぐに




「凜花ちゃーん、パパお風呂入ってきれいきれいだから抱っこしーよーう」




“待ってました”って感じの聡一さんが入ってきた




「しーー。もう寝ちゃいましたよ」




私がそう言うとあからさまに残念がる聡一さん




「……………寝ててもいい」




「………そっとね、そっと。………私、お風呂入ってきます」




そう言って、凜花ちゃんの近くを離れると寝てるはずなのに




「ふぇ…………まぁま……」




と呼んでいる




本当は私じゃなくて、亡くなられたお母様を呼んでいるのかもしれないけれど、すぐにそばにいって抱き上げる。




抱っこしてあげると、小さな手で私の腕をつかんで、安心したようにすやすや眠りだした。