優しさ

遥香side




熱か………。




朝ごはん、あまり食べてなかったしちょっと心配。




小さい子なら熱なんてよく出すし大丈夫なんだろうけど、やっぱり心配。




リビングに行くとソファに座っている凜花ちゃん。




確かにちょっと元気がないなぁ……




「凜花ちゃん、結月お仕事に行ったよ。だから今日はママと一緒にお家にいようね。」




「……うん」




結月がいなくなってちょっと寂しいみたい。




「抱っこしようね」




抱き上げてそっと額に手をあてると、結月が言った通り熱がありそう。




「凜花ちゃん、体熱いね」




具合悪い?と聞くと答えづらいだろうからそれとなく聞く。




「……わからない」




「わかんないか。……じゃあちょっと触らせてね」




首を触って、服の中に手を入れて腋やお腹をそっと触る。




「はい」



その様子を見ていた聡一さんが体温計を持ってきてくれた。




「ありがとう。………凜花ちゃんちょっとお熱測ろうね」