優しさ

─朝




「お電話をお借りしてもよろしいでしょうか?」




「どうぞ。」




「ありがとうございます。」








「はい新垣です。」




「霧島です。ご無沙汰してます。それで、ちょっと頼みたいこと」




「トッシーかー!番号が070だったから誰かと思ったよ。……で、頼みたいことって?」




「今、入院してましてお嬢様をガッキーのホテルに泊めていただきたくて。」




「………あー申し訳ない。保育士さんたちが集団ノロでいないんだ。代わりを頼めそうにもない。」




「どうにもならないですか?」




「……無理だな。役に立てなくてすまない。」




「いえいえ、とんでもないです。急にすみませんでした。」




「悪いな。……知り合いのホテルに頼んでみようか?」




「あっ、いや……でも…………。少し考えてからにします。ありがとうございます。」




「いや。で、トッシーの体調はどうなんだ?」




「私は大したことないです。」




「……そうか。お大事にな!なんかあったらいつでも電話かけて。」




「はい。ありがとうございました。失礼します。」