優しさ

「もしもしっ!」




「病気です。火事じゃないですっ」




「佐々木凜花です。…………1人です。……」





「お口から血が……そうです。吐いちゃったんです。」




「霧島敏和さんです。………」




「電話は切らない。……はい………はい。待ってます」








「霧島さん、だいじょぶだよ!い、今、救急車くるから!……だいじょぶだからねっ!」




一生懸命に励ましてくれる凜花さまにこたえようと目眩に耐えながら頷く。