優しさ

霧島side


───夜




凜花さまを病院にお連れしようかと思っていたが、拒否されたのでやめた。御夕食も完食なさったので、心配し過ぎたのかもしれない。









「霧島さん。今日は、パパとママのお部屋で寝たいの。……いい?」




旦那様と奥様が亡くなられてからもお部屋はそのままにしてある。


寂しくなってしまわれたのか。




「よろしいですよ。準備しておきます。」




寝具などは干してあるからそのまま使える。掃除もしてある。




凜花さまのお部屋からタオルをもっていけば準備は終わりだ。


タオルというのは、凜花さまのお気に入りのタオルで、ぬいぐるみより、そのタオルがいいのだそう。