優しさ

凜花side




電話をかけてきたのは霧島さんだ。




もう、お家着いちゃったの?


怒ってるかな?









「もしもし。」




『霧島です。凜花さまですか?』




「はい。凜花です。」




『今はどちらにいらっしゃいますか?』




「お手紙、書いておきました。今は病院です。」




『今日は、家でお体を休めることになっていましたよ。』




「もう治ったから…」




『今から、お迎えにあがります。20分ほどで着きますので。』




来なくていいよ。




「えっ!まだ祐美ちゃんのお見舞いしてません。だからお迎えは来なくていいです!」




『いいえ。お迎えにあがります。』




「祐美ちゃんとお約束したから、まだ来ないで!」




『いけません。』




「私、まだ帰りませんから。」




そのまま電話を切っちゃった。