「よし、私も一緒に謝りに行く!私が紗季に勘違いさせるような事しちゃったしね。
それに、ちょっと聞きたい事あるんだ」
聞きたいこと?
気になったけれど、つぐみが席を立って歩いっていってしまうから聞けなかった。
琉架の家に着いて、チャイムを押す。
「…出てこないね、琉架くん」
おかしいな。
いつもなら、もう練習が終わって帰ってきてる頃なのに。
「慶介くん?だっけ。遊びに行ってるのかな?」
それもあると思うけれど、もしかしたら寝ている可能性もある。
とりあえず入って確認しよう。
そう思ってスペアキーを使って中に入る。
「え、これ私入っていいの?」
「大丈夫だよ」
琉架の両親は家にいなくて、琉架だけだから。
だから、家の中は殺伐としてて殺風景。
階段を上がって琉架の部屋のドアをノックする。
それでも返事がない。
「入っちゃおうか」
「えぇ!?さすがにそれは…」
「毎日のことだから平気よ」
今日の朝も勝手に入ったしね。
…でも。
ドアを開けた私の目に飛び込んできたのは。



