「紗季ー、おはよ!」
「つぐみ!おはよ」
待ち合わせ場所につくと、つぐみが満面な笑みで待っていてくれていた。
「今日どこ行こっか?」
「んー…あっ、私観たい映画あったんだ!」
「じゃあ映画館だね」
つぐみのリクエストで映画を観ることになった。
つぐみが観たいと言った映画は幼馴染の恋愛を描いたもので、切なくて甘酸っぱい気持ちになった。
「ねぇ、紗季はいつになったら秋良と付き合うの?」
映画を観終わってショッピングモールに向かう途中、突然つぐみがそんな事を言うもんだから、思わず飲んでいたココアを吹き出しそうになった。
「な、なに?突然」
「だって、秋良が紗季のこと好きなのはもう分かってる事なのに。両思いなのにどうして早く付き合わないのかなって」



