年下男子の一途な愛情




「高瀬先輩、お久しぶりっす!」


「慶介くんも来てくれてありがとう」



紗季に案内されたテーブルに座り、手作りのメニューを開く。



「俺チョコケーキ!」



さすが甘党。

一番甘そうなやつ選んだな。



俺は…正直にいうと甘いものが苦手だ。


飲み物だけにしておこうと思ってドリンクの欄を見ていた時だった。



「琉架。琉架には甘さ控えめのチーズケーキ作ったの。それでいい?」



こそっと内緒話をするように、紗季が小声で言った。



「あ、あぁ。サンキュ」



素直に嬉しかった。


俺が来ることを見越して、あらかじめ作っておいてくれたんだよな。


小声で言ってきたってことは、クラスの人には秘密で作ったってことなんだろうし。


俺が甘いもの苦手なの、覚えててくれたんだ。