「おぉー!すっげぇ!!」
「行くぞ。離れんなよ」
子供みたいにはしゃぎまくってる慶介を連れて、紗季のクラスに向かった。
えーと…。
2年3組…。
あった。
教室から甘い匂いがして、どうやらその正体はケーキらしい。
「めっちゃウマそう!」
甘いもの好きな慶吾は、餌をもらう前の犬のように目を輝かせる。
…ホント、中身はガキだよな。
さっそく教室に入ると、中は客で賑わってた。
へぇ、結構繁盛してんじゃん。
「ねぇ、見て!あの人カッコいい!!」
「きゃー!あたし超タイプ!」
中に入るなり、ざわつく声が聞こえてきた。
「慶介、お前モテてんじゃん」
「俺じゃなくてお前だよ!」
え、俺?
モテて悪い気はしないけど、俺はやっぱり…。
「琉架、来てくれたんだね」
「おう」
紗季しか目に入らないから…。



