なによ、それ…。
じゃあ、私が元気になるようにワザとやったってこと…?
それを悟った瞬間、ドキドキと胸が鳴り始めた。
なに、これ。
なんで私、ドキドキしてるの?
「あれー?紗季ちゃん顔赤いよー?」
つぐみが私を茶化す。
いつもなら言い返すところだけど、つぐみの言う通りだから何も言えない。
「とうとう紗季も恋したかー」
「な!?」
恋?
私が…?
秋良に?
そんなのあるわけない。
…でも。
この胸の高鳴りは?
これって、そういうことなんじゃないの?
思い返せば、気づくと秋良を探してることが多い気がする。
私……。



