ひとつしか違わないのに、その人が大人に見えるってことは、
あの人からしたら2歳下の俺なんてガキに見えるんだろう。
あの人が、いい人なんだってことは分かる。
だからこそ、余計に悔しいんだ。
あの人が悪い人なら、無理矢理にでも紗季を奪えるのに…。
あの2人が付き合うのは時間の問題だろう。
真っ直ぐあの人を見たまま、拳を握った。
俺の知らないところで
俺の知らない時間を、一緒に過ごしてきたんだ。
俺が入っていける隙間なんてない。
たかが2年、俺が遅く産まれてきただけなのに。
その2年という年の差が、俺を苦しめる。



