俺はただ呆然とその姿をフェンス越しに見ていた。 …俺にはいつまでたっても越えられないこの壁。 小学6年の時、サッカーで中学生と合同練習をしたことがあった。 その時、自分とひとつしか違わない中1の人でさえ、俺にとってはやたら大人に見えた。 今だってそうだ。 丁度、中学と高校という境目の立場になると、高校生がやたら大人に見えるんだ。