その後、午前中の授業を終えた私達は、お弁当を食べに中庭に向かった。 今日はいつもより時間が経つのが遅かった気がする。 移動教室がなかったからからな。 お弁当を広げようとした時、一人の男子生徒が私に声をかけた。 「あの、ちょっといいっすか?」 ネクタイの色は赤。 一年生か…。 この学校は、ネクタイやジャージの線の色などで学年が分かれている。 今の三年が緑、二年が青、一年が赤。 私は頷いて彼についていくことにした。