青い月,赤い太陽。


「奏?」

振り返った彼は、びっくりしていた。

「うん。」

奏は通話中から切るボタンを押す。


このあとはほとんど覚えていない。
互いに緊張しすぎてて。
どこかお店で話したと思う。


まだ9月の下旬だけど夜はまあまあ冷えたし暗かった。
ここからの時期は汗かきの私には嬉しいけど暗所恐怖症の私には怖い時期。

暗いねーと夜の道を歩きながら私はそう話した。