いじめてあげる。










「(小声)わ、私嫌ですよ!?寝てる壱夜先輩にキスなんてっ…」

「(小声)ノンノンノン★」

「(小声)は…?」



焦る莉奈にウサギは人差し指を左右に揺らして首を振る。



ノンノンノン、ってなんかきしょいけど、そこはスルーで…



「(小声)ツンデレ王子の魔法を解くのはこの僕、ウサギ王子!」

「(小声)!ぇえ!?」



ちょ、待て変態!←
待て待て待て!!



「(小声)ぇ、あの、正気ですか…?」



できれば正気であってほしい



「(小声)もちろんですとも★」

「(小声)てゆかキスする意味がわかりませんから!!」

「(小声)あのねー、チミ(君)よく考えてみ?」

「(小声)へ?…」

「(小声)キスするでしょ?でなんとなく寝返りうつでしょ?」

「(小声)はい…」

「(小声)寝返りで右腕が動く★」

「(小声)あ、なるほど!…ってウサギ先輩キスしてまで寝顔見たいんですか!?ほ、ほほほホモっ…!」

「(小声)ホモじゃないから!じゃー俺の代わりに莉奈ちゃんキスできんの?」

「(小声)できませんけど…」

「(小声)でそ?」

「(小声)でも…っ!」

「(小声)まあ俺にまかせとけって★」



ウィンクすんな!!