「(小声)あ!ゆっくり動かせばいいんじゃないですか!?」
「(小声)そだね!じゃ莉奈ちゃんどーぞ」
「(小声)え、ウサギ先輩が動かしてくださいよ」
「(小声)やだよ、起きちゃったら真っ先にぶっ殺されるじゃん」
「(小声)私だっていやですよ」
「(小声)だーいじょうぶだって!壱夜莉奈ちゃんには甘いから!ね!?」
「(小声)いやなもんはいやです!ウサギ先輩どーぞ!!」
「(小声)寝顔見たくないの!?見たくないの見たくないの!?」
「(小声)う…」
「(小声)俺は見たいけどね!」
「(小声)じゃあウサギ先輩が動かしてくださいよ!わたしまだ死にたくないんです!」
「(小声)その気持ちはみんな同じだって!莉奈ちゃんには甘いから本当に大丈夫だから!保証する!保証期間は壱夜が起きちゃったら即効で無効だけど!」
「(小声)意味ないじゃないですか!ここはウサギ先輩が動かしてください!先輩男ですよね!?」
「(小声)いくら男でも右腕動かすのはきついって。起きたらやばいって!」
「(小声)先輩のへたれ!」
「(小声)うるさいな!…あーもう!眠り姫の魔法を解くには!?」
「(小声)…え、王子様のキス…?」
「(小声)イエス★」
舌をペロッと出してウィンクするウサギ先輩。
嫌な予感が…

