「ぷ(笑)」
それにつられて莉奈も笑う。
「まぁいっか!じゃーウサギ隊は特別隊長が2人いるということで!OK?(笑)」
「はい(笑)」
「ではおむれつごー!」
出発進行!とでも言うように右拳を2人同時に上げて屋上を目指し歩き始めた。
ガチャ
「(小声)!おー!」
「(小声)寝てますね!」
「(小声)王子様は夢の中かー。」
「(小声)どうしますか?起こします?」
「(小声)いやー、気持ちよさそうに寝てる人を無理やりたたき起こすのは人としてやり方が汚いかと」
「(小声)汚いもなにもないですよ」
「(小声)てゆか寝顔見たくない?」
「(小声)!見たいです!右腕どかしますか?」
「(小声)いやでも右腕動かしたら起きそうじゃない?」
「(小声)あー…どうしましょうか…」
気持ちよさそうに眠る壱夜の隣に2人並んでしゃがみ込み、小声で会話をする。

