「まっ、待ってください!」 「あ?…なに」 玄関前で振り向く先輩。 私は自転車から降りて門の前で先輩を引き止めた。 「前から…、聞きたかったんですけど…」 「だからなに」 「壱夜先輩は私の事嫌いなんですよね?」 この質問 実際聞いてみると結構辛いな… 「…だから?」 ―ズキッ やっぱツンデレなんかじゃないんじゃないかな… だってこんな冷たい表情で言われたら 美華に言えって言われた言葉も言えないよ