いじめてあげる。







「別に。用があってここに来たわけじゃないよ。まぁ、言ってみればからかいに来た感じかな?」


「売店であいつと会ったのお前だろ」


「当たりー!よく分かったね!!嫉妬のあまりあの子に俺の特徴聞き出したとかー?」




壱夜は気楽に笑う男子生徒を睨みつけた。




「まあ、どうにしてもあの子は完璧俺に惚れたよね♪さっき階段ですれ違って『名前教えてください!』とか言われたもん俺」


「…あいつにはあんまり近づくなよ」


「なんで?壱夜あの子の彼氏でもないくせに何それ?ははっ(笑)…言っとくけど、壱夜が興味ある女には俺も興味わくんだよね」


「…何が言いたいんだよ?」


「だーかーら、あの子は壱夜にあげないよって事!」



男子生徒は「よっと!」と言いながらフェンスから勢いよく離れると壱夜を挑戦的な目で見上げた。




「これから楽しくなりそーだね?壱夜クン♪」