いじめてあげる。






―キーンコーンカーンコーン



「あ、予鈴!先輩授業始まりますよっ」


「うん」


「教室戻らないんですか?」


「授業なんか聞かなくてもテスト余裕だし」



自慢かよ

羨ましいぜちくしょー!!



「あっそーですか。じゃ私戻りますんで!!」



莉奈は「さらば!!」と言って足早に屋上を去って行った。



タイミングを見計らっていたのか莉奈と入れ替わりに男子生徒が入ってくる。




―ガチャ



「優等生がサボりー?」


「…うっさいな」



男子生徒はフェンスに寄りかかって壱夜を見上げた。



「壱夜、お前パシリがいんだって?たのしそー♪」


「パシリじゃなくて下僕。お前には関係ねーだろ」


「そーゆー事言っちゃっていいわけ?素直になれない壱夜君は【下僕】として好きな女の子を側に置いとくんですねー♪」


「…何が言いたいわけ」